続編からの展開

着信アリ2では

次いで続編となる『着信アリ2』でもまた、登場してくる人物たちがことごとく、それこそ綺麗さっぱりと言っても良いくらいに死亡していきます。今作と次回作となる完結編は三池監督が担当していませんが、一作目の世界観を継承しつつ着信アリという作品はここからがある意味見せ場ともいえます。

着信アリ2は前作の1年後が舞台となり、世間では呪いの着信によって被害者が次々と出ているという状況でした。自身がいつ着信するかもしれない呪いに困惑させられる世間、というだけで既に異常でしょう。そしてそのことに対して何も疑問に思うこと無く、また多数の不可解な死者が出ているにも関わらずに警察などがあまりに無関心な態度を貫いているのがとこか気にかかる部分もあるほど。そんな作品ですが、今作でも次々と呪いの着信に苛まれる形で命を落としていく人がいる。中には前作にも劣らない死に方を見せる一方で、日本だけでなく海を超えた先にある台湾でも同様の事件が起きていたのです。

日本を飛び越えて呪いの連鎖によって困惑する世界が描かれているが、今作ではどんな人がどのように死んでいったのかを、ここでも改めてまとめてみよう。

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死亡する人たちの末路

今作の特徴として

今作からは呪いの着信音がなった後、その電話を取る人間が本人以外だった場合には呪いを受ける相手が変わるという新しい設定が登場する。これは後の完結編で見られた事態の布石であり、それが風評被害とも言えなくもない最悪の展開を招きかねなかった。

その新たなルール初の被害者としてあげられるのが、都内某所で台湾料理店を営んでいた親子だった。本来呪いで死ぬはずだった娘の携帯に着信してきた電話を父が取り、通話口から聞こえてくる娘の声を不審に想いながらも、有耶無耶になって話を忘れてしまいます。その夜、本来死ぬはずだった父親が電話を出たことで呪いが代替わりされてしまい、娘は助かるという結末をもたらした。この時、被害者となった父親の胃袋からは少量の石炭が発見されたという。

この石炭という存在があって、舞台は日本を飛び越えていくことになります。

中村由美

前作の主人公であり、最後の最後に物語の元凶とも言える霊に憑依させられてしまった。その後は協力者だった男性を殺害、更に自身に疑いをかけていた刑事を殺害した後は失踪。その後、彼女の肉体的・精神的な命が尽きるとともに川の中で入水自殺したと見せかけられて殺害されてしまう。殺人鬼となった後の記憶を彼女自身が保持していたかどうか、その辺は曖昧にされている。

内山まどか

今作の主人公とテレビ電話で会話をしている際に、ディスプレイ越しから見えた歪な映像に驚く主人公。けれど電話越しの彼女はそんなこととはつゆ知らず、いつもどおりしていたが、その後に呪いの着信があった後に殺害されている。死体は腰の骨が折れて上半身と下半身の中心で折りたたまれたような状態で死亡しているのが発見された。

チェンユーティン

本作で主人公たちが呪いについて調べるため、台湾でサポートする。その際に元妻だった野添孝子と再び接点を持ったことで、呪いのターゲットにされてしまう。皮肉にも呪いの元凶を撮影するはずが、彼女に共鳴して体を乗っ取られたとある人物によって殺害されてしまう。

桜井尚人

主人公の恋人で、呪いの着信を受けたことから助けるために協力する。その最期は主人公にかかってきた電話を代わりに受け取ることで呪いを身代わりし、死の運命を回避する役割を担った。死に瀕する際、生まれ変わっても一緒になろうと約束をかわして殺害されてしまう。

野添孝子

物語のキーワードである呪いの予告電話の謎を追っていたジャーナリスト。主人公と尚人とともに謎を追いかけるために台湾に渡り、元夫であるユーティンの助力を得る。その後元凶と接触してしまったことで彼女自身が死亡し、意識を取り戻した後にユーティンを殺害してしまい、その後何かがおかしいと気づいた時に自身が元凶と共鳴し、更には自身が既に死んでいるという事実を受け入れた後、不気味な笑顔を浮かべるのだった。

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次に繋がる話として

着信アリ2は、次回で完結となる布石を幾つか残している。着信を他の人間が受けたなら呪い殺されること無く、それは違う人間に肩代わりさせられるというものだ。それが次回作で、登場人物の大半が恐怖によって正気を失うだけの事態を巻き起こし、逃げ場のない絶体絶命と言わんばかりの状況に追い込まれてしまいます。前作のような怖さはもちろんありますが、2作目ではまた違った空恐ろしさがたちこめているのが特徴となっている。

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