最近何かと話題の乳酸菌ですが、乳酸菌といえばヨーグルトですよね。
スーパーで売られているヨーグルトを見ると「LB81」や「R-1」などの表示がされているのが目につきますが、実はこれ、ヨーグルトに含まれる菌の種類を表したものなんです。
乳酸菌の種類によってアンチエイジングや免疫力アップなどの特徴があります。
せっかくヨーグルトでダイエットをするのであればきちんと自分が期待する効果が高いヨーグルトを選びたいですよね。
あなたにあったヨーグルトは何か?紹介していきましょう。
ダイエットのカギは腸内フローラだった!
ヨーグルトにはは腸内環境を整えて便通を改善するという働きがあります。
腸の中には善玉菌と悪玉菌、そしてそのどちらにもなる日和見菌という3つの菌がいるのですが、健康を保つには善玉菌優勢の状態を保つことが大切です。
ヨーグルトに含まれるビフィズス菌やガセリ菌は善玉菌の代表格で、毎日とり続けることで善玉菌の数を増やし、腸内環境が整っていくのです。
最近よく聞くようになった腸内フローラという言葉ですが、これは腸内の菌が適切なバランスを保つことで腸内でお花畑のように菌が群生することからこのように言われています。
腸内フローラを育てることで、便秘解消、代謝アップ、血糖値の上昇抑制などの効果が期待できるのです。
年齢を重ねるビフィズス菌などの善玉菌が減って悪玉菌が増えていくことが分かっています。
また摂取した乳酸菌は少しづつ身体に働き善玉菌を増やしていくので、毎日継続して取り入れることが大切です。1日100以上を目標にヨーグルトを食べるようにすると良いでしょう。
ダイエットにお勧めのヨーグルト5選
◎森永 ガセリ菌SP株ヨーグルト
内臓脂肪を減らす!ガセリ菌が効く!
ガセリ菌は雪印が培養した乳酸菌で腸内環境を整えるだけでなく内臓脂肪を減らすという効果が実証されています。
健康な人の小腸に多く存在する菌で、脂肪の吸収や免疫機能にも関わりのある菌だということがわかってきました。
大腸に住むビフィズス菌と一緒に取り入れることで腸全体の善玉菌を増やしより高いダイエット効果が期待できます。
◎明治ブルガリアヨーグルトLB81
ヨーグルトと言えば、明治ブルガリアヨーグルトですね。
ブルガリアヨーグルトに含まれるLB81はブルガリア菌とサーモフィラス菌の2つの菌を組み合わせてできており、腸内環境改善、便秘改善、美肌効果があるということが研究により確認されました。
年齢があがるとだんだんと腸のバリア機能が弱くなり、免疫力が落ちたり脂肪がつきやすくなったりするのですが、LB81菌はこのバリア機能を回復させる働きをもつことがわかっており、アンチエイジング効果が高いとされているのです。
◎明治プロビオヨーグルト LG21
LG21乳酸菌の最大の特徴はピロリ菌を退治するということです。
胃炎や胃がんの原因となるピロリ菌と闘って、撃退してくれるなんてすばらしい菌でしょう!しかもそれだけではなく、コレステロール値を低下させるというダイエット効果もあると言われています。コレステロール値が高いと脂質異常といってメタボリックシンドロームの原因にもなります。
高たんぱくな食事が多い方にはLG21乳酸菌は強い味方になってくれそうですね!
◎グリコ ビフィックスヨーグルト
ビフィックスはグリコが開発した独自のビフィズス菌です。その最大の特徴はお腹の中で増えるということです。
乳酸菌は酸に弱く胃の中でほとんどが死滅していまいます。
LG21やガセリ菌は途中で死滅せずに生きたまま腸に届き、しばらく生き続けることができるという点が特徴でもあるのですが、このビフィックスはなんと死滅しないだけでなくお腹のなかで増え続けて腸内環境と便通を最大限改善することができるのです!
他にはない便通改善効果を実感できると評判のヨーグルトです。
◎ダノンビオ
ダノンビオは世界中で親しまれているヨーグルトです。
ダノンに含まれるBE80乳酸菌は高生存ビフィズス菌で、腸の中でより長く生存し続けることがわかっています。
また、生きている乳酸菌は製造され工場で出荷された時から徐々に死んでしまうのですが、ダノンは生存力が強く私たちが口にするまでその数が変わらず生き続けています。
また、食べたものが腸の中に長くとどまっていると身体に様々な悪影響を及ぼしますが、BE80はその通過時間を短縮、お腹の不快感を解消することができるのです。
ポッコリお腹や膨満感に悩む女性の強い味方といえるでしょう!
ダイエット効果を高めるヨーグルトの食べ方
基本的に乳酸菌はいつ食べても良いのですが、より効果を上げるためにはポイントがあります。
■低脂肪のものを選ぶ…できるだけ糖分や脂肪分は控えたいですので、ラインナップの中でも低脂肪のものを選びましょう!
■就寝前が効果的…腸のゴールデンタイムと言われる就寝中に乳酸菌をとっていることで腸のお掃除、腸内環境の改善がより活発になるようにうながしましょう。
■温めて効果アップ…体の冷えが気になる方は少し温めて食べるといいでしょう。乳酸菌は40度くらいに温めると増殖しやすくなります。程よく温めて飲むのもおすすめです。
■毎日続けることが大事…乳酸菌は腸まで届いたのちに排泄物と一緒に毎日出されてしまいます。腸内環境が保たれるように毎日つづけて食べましょう。
■フルーツの入れすぎに注意!…ヨーグルトにたっぷりのフルーツというと栄養満点な感じですが、フルーツの糖分やカロリーは意外に高くダイエットには逆効果です。
トッピングするなら、ナッツ類やはちみつなどカロリーが低いものを選びましょう。
乳酸菌の餌となるオリゴ糖を一緒に食べると効果がさらに高くなります。オリゴ糖配合のサプリメントなどを上手に取り入れてダイエット効果を高めるといいでしょう!
乳酸菌にはさまざまな効果があり、特定の機能をもつものもあります。
食べ過ぎやカロリーの摂りすぎに注意してダイエットに役立てていけるといいですね!